運輸労連調査
再雇用対象者「希望者全員」は33%
全日本運輸産業労働組合連合会(運輸労連)は、賃金・労働条件報告書をまとめた。運輸労連は、65歳までの定年延長と雇用延長制度の確立を求めているが、現状の定年年齢は136組合(91.3%)が「60歳」で、定年退職者に占める継続雇用の比率が8割以上の組合は87組合(56.9%)、雇用終了年齢は108組合(80.0%)が「65歳」となっている。
年金の支給開始年齢は2013年4月以降引き上げられ、定額部分(特別支給の老齢厚生年金)は現行64歳が65歳に、報酬比例部分は13年から61歳、16年から62歳と3年ごとに1歳上がり、25年には65歳となることから、雇用延長制度の確立が求められている。
運輸労連の調査は、2010年度の定年退職者を対象としたもので、現行の定年年齢が「60歳」なのは149組合中138組合(91.3%)。「61歳」は4組合、「62歳」は1組合、「63歳」は2組合、「64歳」は4組合、「65歳」は2組合となっている。
定年が64歳未満だった143組合の継続雇用制度は、「再雇用」が131組合(91.6%)とほとんどを占め、「勤務延長」が11組合(7.7%)だった。
再雇用の対象者は、運輸労連が求めている「希望者全員」は50組合(33.3%)と3分の1にとどまっており、「希望者のうち労使協定で定めた基準」を採用しているのが76組合(50.7%)と過半数を占め、「希望者のうち就業規則で定めた基準」としているのも24組合(16.0%)ある。
この結果、87組合(56.9%)は継続雇用の比率が8割以上となっているが、2割未満も16組合(10.5%)あった。
再雇用・勤務延長の仕事内容は、「定年時と同じ職場・同じ仕事」が81.0%を占め、「同一企業内で同様の仕事」が10.2%、「同一企業内で異なる仕事」が6.5%、「グループ企業などで同様の仕事」が2.0%、「グループ内で異なる仕事」が0.3%。
賃金の支給水準は、35~100%とバラツキがみられるが、平均は7割程度。一時金は6割弱の単組で支給されており、単純平均は5割強となっている。
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