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流通経済研究所 農産物と雑貨マッチング

流通経済研究所 農産物と雑貨マッチング

共同物流&Mシフト実証

 流通経済研究所は、宮崎県から東京へ農産物を輸送するトラックの戻り便で、東京・大阪の日用雑貨を南九州へ輸送する共同物流にモーダルシフトを組み合わせた、業界の枠を超えた実証実験を2月2日~8日に行う。

 農水省の「商品コード標準化・ソースマーキング技術による農水産物・食品流通の高度化」で開発したスマートフードチェーンプラットフォーム(ukabis)とSIPスマート物流サービスのリテール物流・商流基盤をシステム連携する。具体的には、宮崎県農産物の出荷情報をikabisからリテール物流・商流基盤に送り、リテール物流・商流基盤の往復輸送マッチング機能を活用してUkabis上の農産物の出荷情報とリテール物流・商流基盤上の日用雑貨の物流情報をマッチングさせる。

 実証実験には宮崎経済連、小林製薬、ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング、PALTAC、宮崎配送、宮崎カーフェリー、八代丸善運輸が参加。

 日用雑貨の本州から九州への物流は福岡県を経由する1本の経路に依存しており、災害時のリスクや効率の悪化が顕著だった。実証実験は、神戸港から宮崎港間はフェリーで輸送し、宮崎県えびの市に中継拠点を設け、鹿児島県や宮崎県内の主要エリアへ配送する体制を構築する。

2025.1.31

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