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イオン北海道ら 苫小牧~釧路港間で商品供給物流にRORO船導入
イオン北海道ら 苫小牧~釧路港間で商品供給物流にRORO船導入
イオン北海道は10月28日、イオン釧路店への商品供給物流にRORO船による輸送方式を導入すると発表した。現在、北海道北広島市のストックヤードから約300キロメートルをトラック輸送しているが、苫小牧港-釧路港間をRORO船で輸送することで、物流の2024年問題解決とCO2削減につなげる。
実施にあたっては、イオン北海道とイオングローバルSCM(本社=千葉市)、栗林商船、センコーの4社が連携して行う。
現行は、ストックヤードのセンコー北海道RDC(北広島市)から北海道横断自動車道と道東自動車道を経由するルートの中間の帯広市でドライバーが交代し、釧路店まで365日大型トラックで輸送している。これをRORO船が運航する、月、火、金、土の各曜日の便をトレーラーにし、衣料品、住居余暇商品、ヘルス&ビューティーケア商品、食料品の一部商品をヘッドレス輸送する。
イオンは、社会課題である物流の2024年問題解決を目指して各種施策を実施しており、その中に「モーダルシフトやエリア単位での共同配送のさらなる推進」を掲げている。その実現に向けて5月に海上輸送の実証実験を行い、課題を解決して今回のオペレーションを構築した。
このオペレーションによる納入店舗は順次拡大させ、来春には釧路市内と厚岸町、根室市内の店舗配送でも実施していく予定。これらの店舗配送までRORO船輸送を拡大した場合、トラック運行時間で1万914時間削減(約83%削減)、CO2排出量は302・8トン削減(約55%削減)の効果を試算している。また、冬季間の降雪時や災害により、陸路や鉄道が遮断された場合のBCP対策となることも見込んでいる。
連携した4社では「今後もこの取り組みをさらに進め、物流分野の問題解決や持続可能な社会の実現に向けた施策を推進していく」と共同コメントを出している。
RORO船輸送のフローチャート
2024.11.1
実施にあたっては、イオン北海道とイオングローバルSCM(本社=千葉市)、栗林商船、センコーの4社が連携して行う。
現行は、ストックヤードのセンコー北海道RDC(北広島市)から北海道横断自動車道と道東自動車道を経由するルートの中間の帯広市でドライバーが交代し、釧路店まで365日大型トラックで輸送している。これをRORO船が運航する、月、火、金、土の各曜日の便をトレーラーにし、衣料品、住居余暇商品、ヘルス&ビューティーケア商品、食料品の一部商品をヘッドレス輸送する。
イオンは、社会課題である物流の2024年問題解決を目指して各種施策を実施しており、その中に「モーダルシフトやエリア単位での共同配送のさらなる推進」を掲げている。その実現に向けて5月に海上輸送の実証実験を行い、課題を解決して今回のオペレーションを構築した。
このオペレーションによる納入店舗は順次拡大させ、来春には釧路市内と厚岸町、根室市内の店舗配送でも実施していく予定。これらの店舗配送までRORO船輸送を拡大した場合、トラック運行時間で1万914時間削減(約83%削減)、CO2排出量は302・8トン削減(約55%削減)の効果を試算している。また、冬季間の降雪時や災害により、陸路や鉄道が遮断された場合のBCP対策となることも見込んでいる。
連携した4社では「今後もこの取り組みをさらに進め、物流分野の問題解決や持続可能な社会の実現に向けた施策を推進していく」と共同コメントを出している。

2024.11.1