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NX総研短観 国内荷動き指数 4~6月に改善

NX総研短観 国内荷動き指数 4~6月に改善

運賃は上昇圧力強まる

 NX総合研究所が発表した企業物流短期動向調査(NX総研短観、3月調査)によると、2023年1~3月実績以降2桁のマイナスが続いている国内向け出荷量「荷動き指数」は24年1~3月も▽17と10?低下し5期連続の2桁マイナスと低迷。しかし、4~6月見通しは▽7と10ポイント上昇する見込み。

 1~3月はパルプ・紙、化学・プラスチック、鉄鋼・非鉄など15業種中10業種で低下したが、4~6月は逆に10業種で上昇し、特に食料品・飲料(11)、窯業・土石(16)、一般機械(2)、精密機械(5)はプラスに転じる見通し。

 輸出入貨物量の動向は、23年10~12月に比べ24年1~3月は若干の改善となり、同4~6月見通しはさらに改善し、全輸送機関ともマイナス継続ながら持ち直しの動きがみられる(表参照)。

 在庫量と営業倉庫利用の動向指数は総じて低下し、緩やかに在庫調整が進むとみている。

 運賃・料金の動向は上昇基調は変わらず、運賃改定期を迎え、特に一般トラックは1~3月40、4~6月見通し61、特別積み合わせトラックはそれぞれ36、55と上昇圧力はさらに強まる見通し。

 一般トラックの運賃動向指数を業種別にみると、生産財卸83、パルプ・紙73、鉄鋼・非鉄70などほぼすべての業種で50を上回っている。

 これに伴い、売上高に占める物流コスト割合は1~3月30、4~6月見通し46と上昇を続けている。

2024.5.10

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