運輸新聞｜1920年創刊の物流・ロジスティクス・運輸・運送業界の専門紙

　ジャパンマテリアルと日本トランスシティ、ＪＲ貨物の３社は、23年６月から三重県四日市駅から岩手県水沢駅まで「半導体材料ガス」の輸送について貨物鉄道を用いたトライアル輸送を重ねてきた。その結果、貨物に対する振動や温度保持などの輸送品質が従来の輸送と遜色がないことが確認されたため、本格運行を開始した。

　今回の本格運行開始は効率的な物流システムの構築が求められる中で、より安全かつ環境にやさしい輸送手段としての価値を提供し、半導体産業のサプライチェーン強化に向けた重要な一歩となる。
 
　今後もこの３社はこの輸送サービスを通じて物流業界における持続可能な社会と半導体産業の発展に貢献していく。

2024.3.22