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賃金10%向上には 運賃5%値上げ必要

賃金10%向上には 運賃5%値上げ必要

TDBC 2024年問題セミナー開催

根本敏則氏

 運輸デジタルビジネス協議会(TDBC)は16日、都内で「2024年問題法制化直前セミナー」を開催、99社・126人が聴講した。

先ごろ公表された「物流革新緊急パッケージ」について、同セミナーでは物流業界、発・着荷主に求められる対応事項、解決策、取り組み事例などを解説した。

敬愛大学・根本敏則教授は労働生産性の重要性に言及。物流業界で人手不足倒産が増加し、労働時間規制強化でモノが運べなくなる事態もあると警鐘を鳴らした。

労働生産性には「付加価値」と「物的」がある。根本氏は「2種を使い分ける必要がある」としながらも、物的労働生産性を向上させる必要性を強調。物的労働生産性は荷役時間、荷待ち時間削減で、生産性は大幅向上するが、必要となるのが運賃収受だという。「ドライバー賃金を10%アップさせるには、最低5%の運賃値上げは欠かせない」と根本氏は語り、トヨタ自動車がドライバーの年収維持のため、運賃値上げを予定している事例を紹介した。

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