運輸新聞｜1920年創刊の物流・ロジスティクス・運輸・運送業界の専門紙

　日本物流団体連合会（物流連）は、今年度モーダルシフト取り組み優良事業者の受賞者を決定。最優秀事業者賞（大賞）に佐川急便による「飛脚ＪＲ貨物コンテナ便」と全国通運による「卸売業者と複数の小売業者の連携による鉄道貨物へのモーダルシフト」が選ばれた。
　大賞に２社が選定されるのは７年ぶり。表彰式は11月21日に東京プリンスホテルで開催される。
　佐川急便の取り組みは、全国約２万６０００人のセールスドライバーがトラックだけでなく鉄道コンテナの貸切営業も行うことにより、鉄道を利用したことがない中小企業を含めてさまざまな客層に販路を広げている点が評価された。
　全国積運は、卸売業者と複数の小売業者と連携して小口配送していた商品を集約し、鉄道輸送を行っていなかった商品も輸送できるようになり、農林水産品・食品の持続可能な物流に貢献している点が評価された。