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社整審  自動物流道路を提案

社整審  自動物流道路を提案

都市間、今後10年で実現へ

 高規格道路ネットワークのあり方を議論する社会資本整備審議会道路分科会国土幹線道路部会は中間とりまとめを行い、物流構造を転換する切り札として自動物流道路(オートフロー・ロード)を提案、今後10年での実現を目指すとしている。
 オートフロー・ロード(Autoflow Road)は、都市間輸送を人が荷物を運ぶという概念から、人は荷物を管理し、荷物そのものが自動で輸送される仕組みへ転換すること。その際、既存の高速道路空間を最大限活用する。
 諸外国で計画されており、スイスでは主要都市間を結ぶ地下トンネルに自動運転カートを走行させるCST(CargoSous Terrain)プロジェクト(26年建設開始、31年第1期運用)、イギリスではリニアモーターを使用した完全自動運転による物流システムMAGWAY(28年運用開始)、マレーシアでは頻発する集中豪雨に対処する高速道路と放水路との共用トンネル(07年導入)などがあり、日本でも道路ネットワークを活用した再生可能エネルギーなどの広域送電(電力ハイウェイ)、かつては東京港中央防波堤外側コンテナふ頭~圏央道青梅IC北側を結ぶ大深度物流トンネルや新東名の中央分離帯にデュアルモードトラック(道路と鉄道軌道をともに走行できる車両)を走行させる構想があった。
 今回提案されたオートフロー・ロードは、ハブ機能を持つ物流拠点の配置や配送に至るトータルの物流サービスを提供する視点から、ロジスティクス改革に貢献していく考えが重要としている。
 こうした構想は…

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