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武田薬品ほか▼PTP包装廃材のリサイクルと輸送で連携

武田薬品ほか▼PTP包装廃材のリサイクルと輸送で連携

 武田薬品工業、オリックス環境とJR貨物は、武田薬品が製造する医療用医薬品の製造過程で生じるPTP包装廃材のリサイクルとその輸送における、環境負荷低減に取り組むための企業間連携を進め、6月1日から取り組みを開始する。

  PTPはプラスチックシートにアルミを張り付けた1枚のシートの中に錠剤やカプセルを閉じ込めた包装シートのこと。
 武田薬品は、産業廃棄物処分業許可を有するオリックス環境に委託し、廃棄物処理委託によるPTP包装廃材の再生利用(マテリアルリサイクル)を製薬企業として国内で初めて開始。武田薬品の光工場(山口県光市)から排出される年間約101tのPTP包装廃材のうち約95%にあたる約96tを再生利用する予定。

 オリックス環境は今年1~3月、剥離設備を使って武田薬品のPTP包装廃材の実証実験を実施。その結果、プラスチックとアルミニウムを完全に剥離し再生利用が可能なことを実証した。5月11日には国内で初めてPTP包装廃材などの剥離に伴う産業廃棄物処分業の許可を取得した。

 JR貨物は、環境負荷の小さい貨物鉄道輸送サービスを提供する。PTP包装廃材について、これまでのトラック輸送に替えて、武田薬品の光工場からオリックス環境の産業廃棄物処理工場(千葉県船橋市)への輸送の大部分でJR貨物による輸送への切り替え(モーダルシフト)を行い、CO2排出量の削減に努める。具体的には、武田薬品光工場でPTP包装廃材をJR12tコンテナに積載し、新南陽駅(山口県周南市)から隅田川駅(東京都荒川区)まで貨物鉄道輸送を行う。

 JR貨物の執行役員鉄道ロジスティクス本部副本部長営業部長の和氣総一朗氏は「PTP包装廃材を武田薬品およびオリックス環境と連携して輸送することで、循環型社会の形成に貢献できることを光栄に思います」と述べている。

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