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センコー▼日向第2PD センター 竣工

センコー▼日向第2PD センター 竣工

宮崎県下初の複合型施設

 センコーが建設を進めてきた、宮崎県下では物流業界初となる普通倉庫、冷凍・冷蔵倉庫、危険物倉庫までの機能を備えた複合型物流センター「日向第2PDセンター」(宮崎県日向市)が完成。12日、 竣工式を開催した。

日向第2PDセンター」


 新センターは、敷地2万5212平方㍍に、鉄骨造2階建て
の倉庫棟と、鉄骨造ALC張り折板葺きで平屋建ての危険物倉庫棟などで構成。延床面積は2万3450平方㍍となる。

 倉庫棟の屋根には、今年度中に太陽光発電パネルを設置するほか、防災機能も持たせており、地震や津波など災害時の地
域住民の避難場所としても活用させる。

 2011年に開設した日向PDセンターと同じく、細島港に隣接した細島工業団地内にあり、東九州自動車道の日向IC
から約6㌔。細島港は、東京、大阪、神戸をはじめ、中国、韓国、台湾の各主要港を結ぶ、国内外の貨物定期船が発着する
港で、陸路・海路ともに利便性の高い場所に立地している。今後は、既存顧客の物量増加への対応や受注業務の深耕をはじめ、冷凍品や危険物など取り扱い品目の拡大による付加価値の高い
物流サービスを提供し、地域の成長が望める主要メーカーなど新規顧客の拡大を図るとともに、立地を生かした輸出入貨物の取り込みにも注力していくとしている。

■杉本社長「安定的な物流サービスで」
 竣工祝賀会であいさつに立った杉本健司社長は、施設スペック以外の計画などについて、概略を次のように述べた。

 センコーは今年105年を迎える。特に延岡支店は1949年に開設、旭化成とともに74年間仕事をしている。
中期経営計画(22年度が初年度)では、5年間で40カ所の物流センターを作るということをコミットメントした。昨年1年間で7つの倉庫を建てた。今年は9カ所。2年間で50万平方㍍増やし、トラックは1000台ぐらい増やす。

 2024年問題を控え非常に厳しい状況だが、整然と発展するためには間違いなく乗り越えなければいけない。安定的な
物流サービスを我われは構築していく。今までのやり方では到底できない。マテハンで効率化した倉庫、当然ながらDX化を推進していく。

 これからの時代がどう変わっていくか非常に興味がある。半年後の世界を見たときに、今と全く違ったことが起きそうだと思っている。3日に入社式を行い150人を迎えた。そのようなことを考えながら人を育て、最高の物流サービスを提供できるよう、従業員一同で頑張っていく。

 

 

杉本健司社長
 

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