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スマートインターチェンジ

 スマートインターチェンジ(IC)は、高速道路から一般道に出入りできる簡易型のETC専用ICのこと。SA(サービスエリア)・PA(パーキングエリア)接続型と本線直結型の2種類があります。2004年に社会実験として導入され、06年から本格的な運用がスタートしました。

 従来のインターチェンジに比べて必要な面積が少なくて済むため建設コストは半分強で済むことから、22年月末現在で全国に約150カ所存在します。

 国土交通省は、高速道路を活用した企業活動により経済の活性化を図ろうと、高速道路と近傍の民間施設を直結するインターチェンジを民間の負担も含めて整備する「民間施設直結スマートIC」のルールを17年に定めました。この場合の民間施設は大規模商業施設、工業団地、物流施設などが対象となります。

 特定の施設のみで整備するケースはまだありませんが、地方自治体などが積極的に関与し、事例も出てきています。

 北関東自動車道の出流原(いずるはら)PAスマートIC(栃木県佐野市、佐野田沼ICと足利ICの間)は、SA・PA接続型として22年9月に開通。周辺には佐野田沼インター産業団地(佐野インランドポート)などがあり、また出流原PA周辺総合物流開発整備が予定されています。

 上信越自動車道の甘楽(かんら)PAスマートIC(群馬県甘楽町、吉井ICと富岡ICの間)は今年3月25日に開通。周辺の天引工業団地などから高速道路へのアクセスが容易になります。
 瀬戸中央自動車道坂出北スマートIC(香川県坂出市、児島ICと坂出ICの間)は本線直結型として24年に開通予定。周辺の臨海エリアにはスーパーなどの製造工場や物流センターが多く進出しており、時間の信頼性が向上し、市中心部への大型車流入の減少が見込まれます。

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