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ロジスティード  再上場へ財務体質強化

ロジスティード  再上場へ財務体質強化

アルプス物流とシナジーへ

「M&Aは絶えず考えている」
と話す中谷康夫会長
 
 ロジスティードは9月26日、東京・中央区のロイヤルパークホテルで「メディア懇談会」を開催した。

 同社は「グローバル物流企業としての再上場」を達成すべく経営体制の強化に取り組んでいる。

 中谷康夫会長兼社長執行役員(CEO)は「一番重要なのは海外の投資家の資金をどのようにして入れていくかで、そのためには彼らに関心を持ってもらわないといけない。ベンチマークする相手は国内の同業他社ではなく、海外のベスト5ぐらいに入る財務体質が求められる」と話す。

 具体的には、営業利益率は直近で5・6%だが、6%以上を目指す。海外の成長も重要で、現在の売上高比率46%前後を50%以上に上げる。アセットライトについては「一歩前に進んだ」とする。また、「M&Aは絶えず考えている。3PL企業もだが、フォワーディングの強化にはスケールを追及しており新たに2000億円ぐらいの売上高がほしい」と話す。

 副社長執行役員でロジスティードジャパンカンパニー社長の西川和弘氏は「AIの普及・高度化でアルプス物流(昨年10月買収)が得意とする電子・精密機器分野の成長性・収益性にかなり期待できる。シナジー効果の早期刈取りのための組織も新設した」と国内事業強化を説明。

 副社長執行役員でロジスティードインターナショナルカンパニー社長のクリストファー・ローガン氏は「最も革新的で質の高い、最もつながったネットワークを構築していき、アジア最大の物流プレーヤーを目指す」と話した。
                         2025.10.3

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