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JETRO 米国関税措置の影響  価格転嫁は不透明

JETRO 米国関税措置の影響   価格転嫁は不透明

インドに展開も多く

 JETROは、米国トランプ政権の関税措置に関するアンケート調査結果を公表。米国市場において「関税にかかわるコストにより競争力が低下する」とした回答が49・6%を占め、対応策として37・7%が「価格転嫁」を挙げたが、「転嫁できる」は9・6%にとどまった。
 調査は8月7~13日に実施し、日本企業など3234社から回答を得た。うち運輸・倉庫業、関連附帯サービス業は183社。
 米国市場での「競争力低下」を懸念する回答が49・6%と最多だったが、「影響不明・判断できない」も47・0%に達し、影響を見極められない企業も多かった。
 関税措置への対応は、「価格を含む現状維持」が48・0%と最多となった。次いで「価格転嫁」が37・7%で、「関税上昇分のコスト吸収」は14・8%のみで4月調査(相互関税発動直後)から半減した。「サプライチェーンの変更」「販路多角化・変更」は13~14%の回答率だった(グラフ参照)。
  価格転嫁は「できる」との回答が9・6%のみで、「できるかどうか不明」は48・5%に達し、価格交渉の見通しは不透明。
 関税政策を踏まえ、新たな海外展開先の候補を挙げた回答は1000件を超えた。新たな調達先・生産地の具体的な候補は、アセアン諸国が最も多く33・3%、次いでインド27・9%。メキシコ(16・6%)やカナダ(14・5%)など北米近隣国への進出を検討する企業もあった。
 新たな販売先も同様の結果となり、アセアン・インドへの注目度の高さが示された。
 サプライチェーンにかかわる問題として、国・地域間で追加関税率が異なるため、「全工程を管理することが難しい」「影響が把握できない」などの声も寄せられた。
                        2025.9.16
 

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