運輸新聞｜1920年創刊の物流・ロジスティクス・運輸・運送業界の専門紙

　昨年と同様、円安などによる原料価格高騰も進む中、24年度の伸び率は前年を０・６ポイント上回る動きとなった。直近10年の平均成長率は９・１％と、マイナス成長を記録した98年度以来、26年連続して増加傾向が続く。

　この調査は、会員３８５社（調査時点）を対象に実施した実態調査の回答の売上部分を先行集計した結果と、各種調査から推計できる有力非会員３９２社の売上を加えて算出。

　通販・ＥＣ市場では、売上規模の大きい主要企業を中心に堅調な成長が続いている。加えて、業界全体の動向としては、主にコールセンターやフルフィルメント、マーケティング領域におけるＡＩの活用による業務効率化の進展や、企業のＭ＆Ａを通じた事業多角化の動きが目立っている。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０２５．９．２