運輸新聞|1920年創刊の物流・ロジスティクス・運輸・運送業界の専門紙

Sitemap

物流会社

NXHD中間決算  増益も通期下方修正

NXHD中間決算  増益も通期下方修正

 NXホールディングスの2025年12月期第2四半期決算は、売上高1兆2719億円(前年同期比1・8%増)、連結セグメント利益(事業利益)319億円(同25・7%増)、事業利益率2・5%、営業利益287億円(同50・7%増)、当期利益86億円(同24・2%増)。
 売上高増は、航空フォワーディング取扱数量、2月からヘルスケア産業に強みを持つシーモン・ヘーゲレ社が加わったこと、事業利益増はロジスティクス日本の価格改定などによる増益やNX商事の取扱が堅調だったことおよび前年のフォワーディング事業の粗利減の反動、営業利益の大幅増は名鉄運輸との統合に伴う現存損失の反動、当期利益減は円高による為替差損などが要因となっている。
  通期連結予想は、米国の関税政策の動向が不透明な中、多くの顧客の第2単四半期の物流需要は総じて低調だったことなどを踏まえ売上高・利益とも5月13日に公表した数値を下方修正。売上高2兆6000億円(前年比0・9%増)、事業利益700億円(同10・1%増)、事業利益率2・7%、営業利益700億円(同42・6%増)、当期利益400億円(同26・1%増)。
 海外およびロジスティクス日本の国際物流の回復は一定の時間を要するとみている。そうした中、短期的な業績確保へ、フォワーディング事業のスペースコントロール、作業戦力の適正配置によるコストコントロール、サプライチェーン変更によるトレードレーンの取り込み準備を進める。
                         2025.8.19

ロジスティクス最新ガイドブック
年刊誌「ロジガイ2025」

詳細はこちら(無料公開中)
A4判 全ページカラー/154P

運輸新聞の定期購読 ロジガイ購入 広告掲載申込

PAGE TOP