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物流会社
カンダHD 新中期経営計画策定
カンダHD 新中期経営計画策定
10年後売上高800億円へ

する」と話す原島社長
連結決算は売上高520億900万円(前年同期比1・7%増)、営業利益34億3600万円(同0・1%増)、経常利益34億9900万円(同0・9%減)、当期利益22億600万円(同2・9%減)。
既存業務の拡大や適正運賃の収受が進んだことなどにより増収となるも、24年3月期に営業外で計上した補償金およびコロナ助成金がなくなったことなどにより経常利益は減益となった。
国際物流は輸送量が復調したことにより増収となったが、海上輸送における仕入原価の上昇などが影響し減益。売上高110億6700万円(同4・2%増)、営業利益108800万円(同2・2%減)。
新中期経営計画(26年3月期~28年3月期)のスローガンは「One Step Ahead(一歩先へ)~新たな改革と挑戦で成長し続けよう」。重点項目は①事業成長・収益力の向上②物流機能の強化③人的資本の強化④組織再編による体制強化⑤ESG経営の推進。
10年後のカンダグループ(売上高800億円)を見据え、持続的成長に必要な「物流機能と人的資本経営の強化」に注力。相互に支え合う組織改革を進め、グループ全体の総合力を発揮して、事業成長と収益力の向上を目指す。
初年度となる今期は、売上高523億円、経常利益36・5億円、最終年度には565億円、40億円を目指す。投資計画は、車両関連16億円、物流センター60億円、DX関連22億円、M&A50億円など。
今期は、特に「新規業務の獲得」「現場力の強化」「人財づくり」「事故防止」「過去最高益」に取り組む。
その一環として、カンダコーポレ―ションでは組織再編を実施し、『食品DC統括』を設け、新任役員を配置し、庫内作業を中心とした業務の拡大を目指す。
原島藤壽社長は「当社の強みである1つの業種・業態、企業に偏らない幅広い営業基盤と総合力を生かし、成長する医療・薬品・HBC、国際、食品分野をさらに拡大したい。M&Aについても積極的に展開していく」と話した。
2025.6.17