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センコーと福山通運 共同中継輸送開始

センコーと福山通運 共同中継輸送開始

企業の枠超えた取り組み

ツナグステーション浜松で初ドッキングする両社のドライバー
 センコーと福山通運は9日、5月30日から企業の枠を超えた共同中継輸送を開始したと発表した。センコーは関東発の西日本向け、福山通運は関西発の東日本向け貨物を多く担っており、地域特性を相互に補完し合い、効率的な長距離運行体制の構築を目指す。

 共同中継輸送は、 センコーが今年1月静岡県浜松市に開設した中継輸送専用施設「ツナグステーション浜松」を使い、トレーラー・トラクター方式による貨物のクロスドッキングを行うもの。 

 センコーは神奈川支店(川崎市川崎区)発、福山通運は大阪支店(大阪市福島区)発の貨物をツナグステーションで交換し、それぞれUターンする。この取り組みにより、週5日の安定的な幹線輸送を実施し、輸送力不足といった物流業界が直面する課題に対応。両社の長距離輸送における1人2日運行が撤廃でき、労働環境の改善および遵法運行の遂行、ドライバー不足の解消にも寄与するなど、両社の輸送効率を高めた。

 両社では「物流業界における課題を解決すべく今後も協業を続け、持続可能な物流ネットワークを構築し、物流業界全体の成長に貢献していく」とコメント。今後、両社が進めるダブル連結トラックの活用も視野に入れた取り組みを展開し、さらなる効率化を進める予定にしている。

2025.6.13

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