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国土交通省  サイバーセキュリティ強化を要請

国土交通省  サイバーセキュリティ強化を要請

脆弱性解消や不正利用監視

 サイバーセキュリティ上の脅威に直面していることを踏まえ、国土交通省は対策を早急に進めることが必要とし、「AI性能の高度化を踏まえたサイバーセキュリティ対策強化に関する官民対話」を5月28日に開催し、日本物流団体連合会や日本港運協会に要請を行った。
 本年4月7日に米国アンソロピック社が公表した「Claude Mythos Preview」(クロードミュトス)をはじめとする高性能AIにより、システムの脆弱性を発見・修正する能力が向上し、攻撃の早期検知・対処によりサイバー対処能力の強化が期待される。
 一方で、高性能AIが悪用された場合、サイバー攻撃がより高速かつ大規模に行われるおそれがある。
 こうした現状を踏まえ、国土交通省は重要インフラ分野(航空・空港・鉄道・水道・物流・港湾)の事業者を招き、対策の強化と会員への周知を求めた。物流分野は物流連の河田守弘理事長、港湾は日本港運協会の藤倉正夫副会長が出席。
 金子恭之大臣は、「経営への影響を認識して必要な予算や陣容を確保すること、防御や復旧のために基本的な対策を確実に実施し、その上で監視を徹底すること、脆弱性対策が重要であり(脆弱性)情報の積極的な収集に努めること」の3点を要請した。
  対策の主要項目例にシステムの脆弱性解消、アクセス制御、不正利用・不正アクセス監視、サプライチェーン・リスク対応として委託先・取引先のセキュリティ状況把握などを示した。
 対応に当たっては、インターネットと接続されていない閉域網でも安全とは限らないこと、レジリエンス対策(影響をいかに低減し、事業継続させるかの対策)を講じていくこと、サイバー攻撃の巧妙化を踏まえ継続的に検証し見直すこと、官民双方向のコミュニケーション強化が重要であるとしている。
 このため同省は、重要インフラ分野を対象に6月の早い時期に相談窓口を設置する。さらに、所管するすべての事業者を対象に、WEB改ざん、ランサムウェア感染などサイバー攻撃被害が発生した際、専門的な知見を有する職員を派遣し、初期対応・被害拡大防止・再発防止策の検討など支援を行う。7月から職員研修を実施する。
                         2026.6.2

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