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サカイ、ハート  引越家財を無人輸送

サカイ、ハート  引越家財を無人輸送

T2の自動運転トラックで実証

(左2人目から)太田氏、山野氏、熊部氏
 サカイ引越センター、ハート引越センター(本社=東京)とT2の3社は、引越し業界初の自動運転トラックを用いた家財輸送実証を、4月から関東~関西間の高速道路一部区間で開始する。12日に東京レールゲートWESTで説明会を開催した。

 引越業界では、年々深刻化するドライバー不足により、希望の日程で引越が困難となる「引越し難民」が増える恐れがあることから今回の試みとなった。

 サカイ引越センターではこれまで、需要の高い長距離の輸送力を確保するため、ドライバーの養成プログラムの整備や福利厚生の充実、外国人材の活用、鉄道輸送へのモーダルシフトなど、さまざまな対策を講じてきた。

 ハート引越センターでも、一度に多くの積載が期待できる大型トラックを積極的に導入するとともに、全国にある直営営業所のネットワークを活用した中継輸送体制の構築によりドライバーの労働時間の短縮につなげてきた。

 こうした中、両社はT2が2027年度に実現を目指す、レベル4自動運転トラックによる幹線輸送サービスを利用する検討に入った。人材を家財の搬出入や接客などのサービスに振り向けることで「より高品質なサービスを提供できる」と考えた。

 両社ともに秋までにT2によるレベル2自動運転実証を4回実施し、交通量や運行管理体制の構築、土日特有のオペレーションの有効性などを検証する。

 山野幹夫サカイ引越センター専務は「幹線の無人輸送が実現すれば、高騰傾向にある輸送費の安定、自社ドライバーの負担軽減につながる」と期待を述べる。

 「幹線無人輸送と共存することで、ドライバーの健康と安全を守りながら、輸送コストを軽減できる」(太田至計ハート引越センター社長)

 「多種多様な業界の約40社とも実証を行ってきた。引越荷物も対応できる。輸送力確保だけでなく、自動運転トラックが業界の根本問題を解決するソリューションとして提供する」(熊部雅友T2社長)
                         2026.3.17

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