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物流大綱  CLOの役割作成へ

物流大綱  CLOの役割作成へ

検討会が今月提案  生成AI活用も明記

 2030年度に向けた総合物流施策大綱に関する検討会は、1月30日の第8回会合で、次期物流大綱の策定に向けた検討会の提言案を報告、今後輸送力不足への対応やKPIを盛り込んだ上で、次回2月の検討会で提言をまとめる。
 次期物流大綱は、2030年度までの「物流革新の集中改革期間」と時期が重なる。将来にわたって物流の持続可能性を確保し、わが国の成長エンジンや公共性の高いサービスとしての物流のポテンシャルを最大限に引き出すことが求められるとして、目指すべき物流政策を5つの観点に分類し、施策を整理した(表参照)。
 このうち、荷主・消費者の行動変容に関し、検討会では着荷主の荷待ちに問題があるとして、発着荷主間で契約が明確になっていないことが問題との文言を入れるよう要請があった。
 物流人材の地位・能力向上の中では、女性が活躍できる産業に転換するため、女性労働基準規則を踏まえながら荷役作業の負担軽減や荷役分離に資する機械の導入などの取り組みを後押しする、物流統括管理者(CLO)に期待される役割に関する手引きやCLOが取り組むべき投資に関する事例集を作成することが提言案に盛り込まれた。
 物流DXに関して、AIに学習させるデータを整備しAIを最大限に活用して業務効率化・省力化を図る生成AIの開発と実用化を踏まえ、物流分野のイノベーション実現を図ることが明記された。
 GXに関しては、中小トラック事業者の投資余力に配慮し、軽油に代わる代替燃料となるリニューアブルディーゼルや合成燃料を活用することも重要だとした。
 KPI策定に向けた考え方も今回報告された。委員から現行の物流大綱のKPIの進捗が進んでおらずハードルが高いとして、実証と実際に分けることも1つの案との意見が出された。KPIの設定自体は、「物流法の成果も出つつあり、責任と覚悟を持って設定する」との考えが示された。
                                                2026.2.3
 

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