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道路貨物運送業の倒産、304件と沈静化
道路貨物運送業の倒産、304件と沈静化
人手不足倒産は今後も続く
昨年の全国の倒産件数(負債1000万円以上)は1万261件(前年比3・6%増)。23年・24年と大幅増を記録し、昨年は12年ぶりに1万件を超えたものの、増加率は大幅に縮小した。
人手不足倒産は427件で、初めて400件を超え過去最高を大幅更新。物価高倒産は949件で2年連続過去最多を更新するも、やや頭打ちとなった。
道路貨物運送業は、23年6月以降高水準で推移し、1カ月に30件を超える倒産は23年が7カ月、24年も7カ月あったものの、昨年は7月と10月の2カ月のみだった。
負債総額は、23年が601億2500万円、24年が494億5300万円に対し、25年は333億2500万円と3割以上減少、中小零細規模の倒産が目立った。
うち人手不足倒産は52件で、建設業(113件)、労働者派遣業(13件)、警備業(10件)など労働集約型業種で倒産が増えた。
今後は、配偶者特別控除が満額受けられる配偶者の所得税非課税枠、いわゆる年収の壁が103万円から25年度は160万円に、26年度は178万円に引き上げられることから、「働き控え」の緩和につながる可能性がある一方、賃上げ機運は今年も高まることが予想され、小規模企業を中心とした「賃上げ難型」倒産が増えるなど人手不足倒産は当面、高水準で推移するとみている。
他方、1月1日に施行された中小受託取引適正化法(取適法)により、売掛金などの回収サイトが短期化されて資金繰りが改善する受託事業者が増え、小規模倒産を抑制する可能性もある。逆に、委託事業者にとっては支払いサイトが短くなることに注意する必要がある。
2026.1.16


