12月 26日 2012年

上期まで落ち込み続く

日通総合研究所は、2012・13年度の経済と貨物輸送の見通しを発表した。12年度の国内貨物総輸送量は13年ぶりの増加となるものの、9月時点の見通しよりも下方修正して前年度比0.2%の微増、13年度は今年度下期からの景気低迷が続くことなどから47億7200万㌧、前年度比1.1%減と再びマイナスになると予測した。
実質GDPは2012年度1.0%、13年度1.2%と予測。これは、新政権が2014年4月からの消費増税を行うことを前提としており、もし増税がなく駆け込み需要が発生しなければ13年度は0.7%になるとしている。
13年度GDPの各経済指標は、個人消費が雇用が改善されず伸びる要素はないが、消費増税の駆け込み需要があり1.0%、住宅投資も駆け込み需要により6.4%、設備投資は2.2%の小幅増、鉱工業生産は今年7月以降大幅下落が続き、徐々に盛り返すが1.2%などと予測。
日中関係は、旧正月で落ち着く、領土問題(9月)の発生から最低1年続くなどさまざまな見方があり予測しにくいが、中国は資本財の日本からの輸入がないと持たないことから、徐々にではあるが回復するのではとみている。
こうした中、2012年度の国内貨物輸送量を九月時点より0.3ポイント下方修正し48億2500万㌧、13年度は前年度あったエコカー補助金や復興需要などの反動もあり、再びマイナスになると予測。
13年度を品類別にみると、消費関連は下期の消費増税駆け込み需要でプラスに転じ、年度全体で0.2%増。生産関連は今年7月以降の落ち込みが来年度上期まで続き全体では1.2%減、建設関連は1.9%減で今年度と反対に足を引っ張るとみた。
輸送機関別は表の通り。JRコンテナは12年度5.0%増も13年度は景気低迷で1.1%増にとどまり、営業用自動車は12年度は5年ぶりの増加となるが、13年度は建設関連が影響し再びマイナスに。内航海運は石油が伸び悩み、国内航空もマイナスに転じると予測した。

国際貨物輸送は改善へ

国際貨物輸送の見通しは、2013年度は世界経済の持ち直しもあり、改善されるとみた。
外貿コンテナは輸出が12年度は欧州・アジア向けが低調で前年度比0.6%減だが、13年度は1.8%増の517万4000TEUに。輸入は12年度は下期から持ち直し、年度全体は0.6%増で、13年度は個人消費は盛り上がらないが設備投資が若干上向き、増税駆け込みもあり全体的にはやや上向いて2.7%増の755万8000TEUに。
国際航空は、輸出が12年度は11.2%の2ケタ減、13年度も上期いっぱいは減少するが下期に若干戻し年度全体では1.1%減の91万3800㌧。輸入は12年度は5.3%減ながら13年度は消費財は伸び悩むがそれ以外はプラスに転じ全体で2.3%増の118万6100㌧と予測した。

 

 

 

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